いまだ未解決の「世田谷一家殺害事件」について、昨日こんなニュースがあった。

http://www.sankei.co.jp/news/061017/sha004.htm の記事
犯人はアジア系か混血日本人? 世田谷一家殺害
 東京都世田谷区で平成12年12月、会社員の宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部が犯人をアジア系外国人か、混血の日本人とみて、捜査を始めたことが16日、分かった。事件は未解決のまま6年近くになるが、人種に関するプロファイリング(犯人像推定)が得られたのは初めて。犯人の血液のDNAからルーツをたどる人類学的解析で母系に欧州系民族が含まれ、父系はアジア人とみられることが判明、そこから導き出されたという。
(以下略)

 最近『週刊現代』に短期連載された記事「ザ・クライム・ノンフィクション 衝撃の事件から6年、本当の犯人はここにいた! 世田谷一家殺人事件「最後の真実」」では、犯人像は、現場の近所に(おそらく今も)住む精神を病んだ日本人、というものだった。この記事を読んで、かなり説得性を感じた。
 ところが最新のDNA鑑定によると、民族的には「アジア系外国人」の可能性が出てきたらしい。もちろん、DNA鑑定では現在の国籍まではわからないから、犯人が「日本人」である可能性は、依然として残っている。
 斉藤寅『世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白』という「トンデモ本」(だと私はにらんでいます)では、犯人を「アジア系外国人によるクリミナルグループ」と断定していた。
 いったい真相は、どうなのか。

 斬殺された被害者の人権を守るためにも、一日も早く犯人が見つかり、事件が解決することを祈ります。

警視庁のHP「あの事件は今」
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no8/jiken/jiken.htm

「輝いて今・・・・」  - 世田谷事件から三年 -
http://homepage3.nifty.com/setagaya-joho-motomu/