中野区の自宅から、京王線「明大前」駅近くの職場まで、ときどき自転車で通勤している。距離にして片道6キロ弱である。
 坂はちょっときつい。しかし自転車の良いところは、町の中の好きなところを、好きな速度で移動できることだ。
 自動車での移動なら見落としてしまいそうな、面白い看板も、自転車なら見つけられる。

 杉並区の「蚕糸公園」の近くに、「夢屋饕餮」という看板を見つけた。
 普通の中華料理の店だ。
 「饕餮」は「とうてつ」と読む。古代中国の青銅器に鋳込まれた、奇怪な姿の怪物である。
 よくぞ、このような難しい漢字を、中華料理屋の名前につけたと思う。しかも、看板にはフリガナがない。
 ひょっとして、杉並区民の漢字能力は高く、こんな難しい漢字も読めるのだろうか?

 今日(気づいたら、もう昨日だ)も自転車で通勤した。帰りに、杉並区にある「リトル沖縄」商店街を通り、沖縄そばのカップラーメンを購入した。
 今後も自転車で、いろいろ面白いものを見つけたら、ここに書くことにする。