論語 先行き不透明な時代の“生き方指南” 親子に人気
10月7日13時3分配信 毎日新聞

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「子曰わく」から始まる論語の一節を読み上げる子どもたち=東京都文京区で内藤絵美撮影

 いま「論語」が、親子を中心に人気を集めている。先行き不透明な時代、“生き方指南”が求められているのか、子ども向けの解説本がベストセラーになり、論語塾も盛況だ。【木村葉子】

 「子曰(のたま)わく、学びて時に之を習う、亦説(またよろこ)ばしからずや」。東京都文京区の伝通院で月1回開かれる「こども論語塾」。親子連れや3世代家族など2~80歳の約100人の素読の声が響く。05年に参加者約30人で始まり、昨年から約100人に増えた。現在、宮城県塩釜市や宮崎県都城市など全国7カ所で開かれている。

(中略)

 論語への追い風は、学校現場にも吹いている。2011年度に全面実施される新学習指導要領には「伝統的な言語文化に関する指導の重視」が盛り込まれ、小学生が漢文や古典を学ぶようになる。

 NHKは昨年10月から半年間、総合テレビで「カンゴロンゴ」を放映。「世直しバラエティー」と銘打ち、ドラマ仕立てで論語などを紹介した。番組を監修した明治大の加藤徹教授(中国文学)は「今の日本はどこに進むのか10年後の姿も描けず、階段の『踊り場』のような状況。論語には、人間らしい生き方や励ましの言葉が詰まっている。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの声をふと聞きたくなるように、心のよりどころとして論語が読まれているのではないか」と話している。

(後略)

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