加藤徹『本当は危ない『論語』』
ほんとうはあぶないろんご
NHK出版新書: 256ページ 定価 819円 (本体780円)
ISBN-10: 4140883413 ISBN-13: 978-4140883419
発売日: 2011/2/08 2011/2/10刊
ISBN-10: 4140883413 ISBN-13: 978-4140883419
発売日: 2011/2/08 2011/2/10刊
(以下、本書の【はじめに】より引用)
最近いろいろな人から、こんな質問を受ける。
「昔の中国は『論語』を生むほどすばらしい国だったのに、どうして今の中国人はあんなふうになったのですか?」
「あんなふう」というのは、毒入りギョウザ事件や尖閣問題など、昨今のマイナス・イメージを指すらしい。
昔の中国がすばらしかったかどうか、メディアが好んで取り上げる中国人の「あんなふう」が彼らの本当の姿かどうか、それらはさておき、こういう質問をする人は、実はたいてい『論語』をよく読んでいない。『論語』は完全無欠のすばらしい本だ、とか、孔子は平和主義の人格者だった、と漠然と思い込んでいるのだ。
もし自分で『論語』を熟読すれば、単純にそう言えないことがわかる。
本書は、読者が自分の目で『論語』を読む(あるいは読み直す)ための、補助線的な解説書である。
最近いろいろな人から、こんな質問を受ける。
「昔の中国は『論語』を生むほどすばらしい国だったのに、どうして今の中国人はあんなふうになったのですか?」
「あんなふう」というのは、毒入りギョウザ事件や尖閣問題など、昨今のマイナス・イメージを指すらしい。
昔の中国がすばらしかったかどうか、メディアが好んで取り上げる中国人の「あんなふう」が彼らの本当の姿かどうか、それらはさておき、こういう質問をする人は、実はたいてい『論語』をよく読んでいない。『論語』は完全無欠のすばらしい本だ、とか、孔子は平和主義の人格者だった、と漠然と思い込んでいるのだ。
もし自分で『論語』を熟読すれば、単純にそう言えないことがわかる。
本書は、読者が自分の目で『論語』を読む(あるいは読み直す)ための、補助線的な解説書である。
(以上【はじめに】より、引用終わり)
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