「さよならの夏」という歌がある。
2011年のジブリのアニメ映画「コクリコ坂から」の主題歌として、歌手の手嶌葵さんが歌った。
私はまだアニメ作品自体は見てないが、ジブリのアニメソングの楽譜集(ピアノ譜)とか、インターネットの「予告編」の動画で聴いて、いかにもジブリのアニメソングらしい良い曲だと思った。
 
コンサーティーナ独奏「さよならの夏」 YouTube
 
 
うかつな話だが、私は、この歌を2011年の新作だと思い込んでいた。
 
最近、知ったのだが、この曲はもともと、1976年に放送されたテレビドラマの主題歌で、当時は歌手の森山良子さんが歌っていたそうだ。
ジブリの宮崎駿さんは、1976年の時点ですでに「コクリコ坂から」の映画の構想を練っており、この曲を使うことを考えていたという。
1976年といえば、私は13歳で中一だったが、このテレビドラマも主題歌も全く記憶にない。
ちょっと恥ずかしい。
 
で、コンサーティーナで、この曲を弾いてみた。
アコーディオンやピアノで弾くのと比べると、押引異音式のコンサーティーナでは伴奏の「ベース進行」でハンデがあるが、音色の軽さと切なさなど、コンサーティーナならではの味わいもある。
 
それにしても、いつも不思議に思うのだが、ジブリのアニメソングは、キーといい、和音進行といい、コンサーティーナで弾きやすい曲がそろっている。なぜだろう?
まさか、宮崎駿さんが「隠れコンサーティーナ奏者」なんてことは・・・!?
 
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