私が弾いている、コンサーティーナ concertina という楽器の原風景を描いた、古い絵。
John Everett Millais の作品。
1856年ごろ、イングランド南部。
雨上がりの田舎道。
野原で、物乞いの姉妹が休んでいる。
金髪の妹は、16歳くらいの盲目の姉によりかかり、甘えている。
姉は目を閉じ、蝶がショールに止まるほど微動だにせず、太陽の光のあたたかさと妹のぬくもりを感じている。

盲目の姉のひざの上には、物乞いをするための小さな楽器が。
貧乏人にも買えるほど安く、女の子でも持ち運べるほど軽い。
それでいて、伴奏も独奏もできる、アコーディオンと似た楽器。
20ボタンの、ダイアトニック・コンサーティーナである。
1830年代にドイツで生まれ、イングランドにも輸入された、当時としては新しい楽器だ。
雨あがりの空には、聖書に出てくる神の祝福の虹に似た、きれいな二重の虹が、かかっている。
妹は、目の見えぬ姉に、虹の様子を語っているのだろうか。
この姉妹は、20ボタンのコンサーティーナで゜、どんな曲を弾き、どんな歌をうたったのだろう?
絵からはわからない。
でも、20ボタンのダイアトニック・コンサーティーナならば、こんな曲も弾ける。
ひょっとして、こんな感じの曲を弾いていたのかな? と想像してしまう。
この絵についての wikipedia 英語版の解説
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