続きです。
学会のあとは、主催者側がセッティングしたエクスカーションで、他の学者たちとともに、シンガポールの歴史・文化をめぐる巡検を行いました。
その後は自由行動で、シンガポールを見て回りました。
予想以上に整然とした町並みでした。
シンガポールは多民族国家である上、欧米人やアジア人の旅行者が町中にあふれていて、活気に満ちあふれていました。
有名なマーライオン。ただいま改修工事中で、口から水を吐いていません。
俗に「世界三大がっかり」と言われたりもしますが、間近で見ると、けっこう大きくて、それなりに迫力があります。
私は自撮り用の棒を持っておらず、自分の腕を伸ばして撮影しているため、画面に不細工な顔が大きく映ってしまいます。すみません(^^;;

植物園の風景。SF映画に出てくるような、未来的な風景が広がります。
シンガポールは水すら自給不可能で輸入に頼る都市国家なので、世界中からヒト・モノ・カネを集めるため、必死で知恵を絞っています。斬新なデザインの巨大建築とか、植物園とか、国全体を巨大なテーマパークにして外国人を呼び込むのに総力をあげているのが、ひしひしと感じられます。

学者たちとの、夜の懇親会にて。
よくあることですが、中国人の中には、ときどき、日本の有名人にソックリな人がいます。
写真の左端のかたは、現地の大学教授ですが、笑顔も含めて日本のタレント・高橋克実氏にソックリなので、ビックリしました。

シンガポールのバスの中の表示。英語がメインです。
右端の「運転手を襲わないでください」というのは、ギャグ?…(^^;;
きっと欧米人にとっては、どこに行っても英語が通じ、南国の太陽の光と海にめぐまれ、治安も良く、台風も地震もないシンガポールは、人気のある観光地なのでしょう。

バスのドア。こちらは多言語表示。

シンガポールの歴史を学ぶため、国家博物館を見学しました。

博物館の中には、日本の95式軽戦車も展示されていました。本物そっくりの精巧な複製品です。
日本人にとって第二次世界大戦についての展示を見るのは気が重いですが、シンガポールの国家博物館の展示は歴史的事実は事実として、客観公平を旨としているようです。

博物館の近くの公園の表示。日本語表記もあります。
日本経済の停滞の結果、シンガポールの日本人はだいぶ減ったとのことですが、それでも町中を歩いていると、日本人観光客や現地に在住しているとおぼしき日本人が喋る日本語を、ときどき耳にします。

高島屋デパートのシンガポール店の前のにぎわい。
日本のチェーン店も、いろいろシンガポールに進出しており、それぞれ繁昌しているようです。
商品の質も品揃えも、東京と同じくらいあります。が、円安のせいか、シンガポールの物価は日本の1.5倍くらい高いように感じます。

最後の夜はホテルの近くで、蔡碧華女史らと食事。
私にとって初めてのシンガポールでしたが、大変、勉強になりました。
ありがとうございます!

終わり
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