日経アカデミアの京劇講座(2016.6.4 池袋)
は、おかげさまで残席わずかになりました。
 ありがとうございます。

 京劇「白蛇伝」について、今日もまた新しいことを一つ発見。

 「白蛇伝」の後半、金山寺から白蛇・小青は杭州の西湖まで逃げ、許仙もまた2人のあとを追う。
 江蘇省鎮江市にある金山寺から、杭州の西湖まで、直線距離で何キロメートルか?
 その距離を、日本にあてはめると、どれくらいになるか?

 グーグルマップを使って、調べて見た結果は……
イメージ 1

 結論「金山寺と西湖の直線距離は231キロメートル。これは、東京の浅草寺と静岡県の浜名湖の直線距離と、ちょうど同じである

 京劇「白蛇伝」の「断橋」の場面を見ると、神仙である白蛇と小青が一気にこの距離を逃げるのはよいとして、普通の人間であるはずの許仙も、普段着のまま、2人を追いかけて、西湖で追いついてしまっています
 直線距離で考えても、フルマラソンで走る距離(49.195km)の4.7倍という長距離を、許仙も一気に走りぬける!! 
 実は許仙は人間ではなく、韋駄天(いだてん)の化身なのか!?
 それとも、「水滸伝」の戴宗(たいそう)のような神行法をマスターしていたのか!?

 ・・・・・・まあ、京劇ですから(^^;;

(2016-5-20追記)
  「京劇 白蛇伝 2016」について、楽戯舎さんのHP http://www.rakugi.net/play201605/ より↓
 この写真を見て、
「気品のある色づかい、しっとりとした雰囲気、・・・・・・なんか、いわゆる京劇のイメージとは、一味ちがう感じがする」
 と思ったあなたは、鋭い!!! 京劇「白蛇伝」は、北方系の伝統劇がもつ力強さと、南方系の説話の特長である「うるおい」が融合した、異色の京劇演目なのです。詳しくは、ぜひ、劇場でご覧ください。

イメージ 2