京劇研究会の公演を見てきました。
以下の写真は Confetti のサイトから。

二千円、というのは、いまどきの日本の芝居としては、かなり安いでしょう。港区に在勤・在住の人には別途、割引や無料になるサービスもあります。
九月二十四日の日曜日までやってます。
情報ネット「Kissポート」のこちらの頁
にも情報が載っています。
9月22日(金) 19:00
9月23日(土・祝) 13:30 / 19:00
9月24日(日) 13:30
※開場は、開演の30分前です
会場 麻布区民センター http://www.azabu-civiccenter.jp/
チケット 全席自由:2,000円(整理番号付・税込)
会場は、六本木のにぎやかな大通りから横に入った、閑静なところにあります。
私もここで何度も京劇研究会の舞台に立たせていただいたことがあります。

今回の演目は
「秋江」(しゅうこう) 約25分
「天女散花」(てんにょさんか) 約20分
「辛安駅」(しんあんいー) 約70分
の三本です。夜七時から始まり、途中休憩なしで九時まで、二時間びっしりの熱い舞台でした。京劇研究会の公演では、日本人と中国人の俳優が交ざって出演することも多いのですが、今回の出演者はたまたま全員日本人でした。
庶民を演ずる道化役は日本語で、「才子佳人」の役は京劇独特の「韻白」という中国語で演じます。この京劇研究会独特の「日本語京劇」のスタイルは、三十年間、変わっていません。なんか、嬉しいですね。
★は、もっぱら日本語でセリフをしゃべる役です。
「秋江」
老船頭 岩本巧★
陳妙常 千葉あゆみ(22夜、23夜)樋口理世(23昼、24昼)
「天女散花」
天女 竹口美鈴
「辛安駅」
周鳳英 塩沢伴子
李 氏 鈴木あゆみ★
趙芙蓉 下部早苗
趙雁蓉 樋口理世
趙景龍 逢沢脩生
楊 勝 冨田正久★
「辛安駅」は、ゆえあって男装する美女ふたりが登場し、さまざまな事情で相手が同性と知らずに新婚初夜を迎えてしまい・・・・・・という「異性装」のコメディです。人間関係はやや複雑ですが、中国語のセリフや歌の部分は字幕が出ますし、説明パンフレット(無料配布です。良心的!)には、あらすじや人間関係の図が書いてあります。
あらすじの紹介はネタバレになってしまうので、ここでは自粛します。
初日の終演直後、ロビーに出てきて客とあいさつをする塩沢伴子(しおざわともこ)会長。全力で舞台を演じたあとの汗が、すがすがしいです。

ロビーには、京劇研究会の三十年間の歩みのパネル展示もありました。
今から30年前の1987年の第一回公演のときは、不肖・加藤徹も舞台に立たせていただきました。あのころは24歳だったんだなあ。感無量です。

この他にもなつかしい写真が。




京劇研究会の写真は、「京劇アルバム」
にも載せてあります。よろしければご覧くださいますよう。
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